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ローカルネタ

日記
02 /23 2017
現在,リハビリを兼ねて合成実験に従事しております。
久々に1 mgという超小スケールで反応を仕込みました。

さて,今回実験に使用した有機溶媒はジクロロメタン(CH2Cl2)になります。
よく論文なんかでは,DCM(DiChloroMethane)と書かれている,
ハロゲン系の有機溶媒になります。
割かし何でも溶かしてくれるけど非プロトン性溶媒である優れものです。
ただ,人体や環境に悪いということで,使用は躊躇われる傾向にあります。
大学なんかではじゃぶじゃぶ使っていますけど,企業なんかでは使用禁止なとこもあったりとか…(ソース無し)

私の出身ラボでは,このジクロロメタンを「ジクロ」と略しています。
正式名称を考えると「ジ」「クロロ」「メタン」なので,
普通のラボでは「ジクロロ」とか,日本語の塩化メチレンを略した「塩メチ」などが主流のようです。
こんな変な略し方をするのも,うちくらいなものでしょうか?
ボスの影響かと思いきや,ボスも「ジクロロ」または「塩メチ」が主流とおっしゃっていました。

…一体誰が呼びはじめたんだ。
というわけで,各種略語をまとめてみよう
n-ヘキサン →ヘキサン
酢酸エチル →酢エチ
ジクロロメタン →ジクロ
クロロホルム →クロホ
ジエチルエーテル →エーテル
ジメチルスルホキシド →ジムソー(DMSO
ジメチルホルムアミド →ディーエムエフ(DMF)
アセトニトリル →アセニト
メタノール →メタ
エタノール →エタ
テトラヒドロフラン →ティーエイチエフ(THF)
NaBH4 →ボロハイ
LiAlH4 →ラー(LAH)

などなど…。
DMSOの呼び方が研究室によって「ディムソー」だったりするのが個人的には意外だったり…。
ジクロ以外はあんまり珍しい呼び方はないかな…?
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失敗を恐れるな

思想
02 /20 2017
「失敗を恐れるな」
ビジネス,アカデミック,および,アスリートいずれの世界においてもよく言われる言葉です。

最近,思っていることは,「失敗」=「間違い」を恐れるばかり,
自身の発言について遠慮している人間が多いのではないか,ということです。

人間,特に若い内は絶対的な経験値が少ない故,狭い世界から判断をしがちかと思います。
自身を振り返っても,中高の時から変わっていない考えもありますし,180°変わった考え方もあります。
そのような経験をしていくうちに,「今考えていることが間違いかもしれない」,「あとで考えが変わるかもしれない」
と,発言ができなくなり,萎縮してしまうこともあります。

ただ,結局のところ,絶対的な正しさなんてものは存在せず,その正しさは数多の人間に決められることです。
そんな「正しさ」に固執する必要もありません。
にも関わらず萎縮してしまい自身の思っていることが発言できないのは,もったいないですし,
「正しさ」を決定する場にも参加することはできなくなります。
「正しさ」というのをある種「民意」と置き換えても同じことで,
お互いの考えを発言しあい,意思決定してく民主主義に通じることがあります。
(ここで民主主義の是非は問いません,この話の続きは今後また書こうかと思います)

きんきょー

日記
02 /15 2017
修論発表
無事終わりました。

内容はあいも代わらず早口でしたが,分かりやすくできたと思っています。
今週から来週にかけて絶賛,打ち上げ週間なので何にもできないです

あと2日…

日記
02 /11 2017
昨日に最終練習発表を終えて,いよいよ2日後に本番の修論発表です。
ぶっちゃけボスに見せてOKをもらえた時点で,発表なんて終わったも同然です。
発表会は学科の全教員の前で行い,5分間の質疑応答時間がありますが,
例年大した質問も出ないので,大した問題はありません。(そんなんでいいのか)

というわけで,今日から実験を再開しました。
やることとして,途中で放置していた合成と,取り損ねた各アッセイのデータをとることくらいです。
今日は久々に大腸菌を用いたタンパク発現の準備をしていました。
その際に,今年から就職活動を始める後輩と少しお話をしていました。

「会社に入って何をしたいか」「何故その業種なのか」
などなど話を聞いていました。
その回答について,疑問点を指摘して,それに対応する答えが返ってきたら,また質問して…
こういう話をしていると,どんどん話が飛躍していき,最初に何の話だったか分からなくなります。

ただ,こうやって話を進めていくことで,自分の中で思想の整理ができるので,
非常に有意義な時間でもあるかと思います。

自分のときはこんなに真面目に就職活動しなかったなぁ…と。
意図的にしなかったんだけど

さて,明日は発表練習しようかな

いよいよ大詰め

日記
02 /09 2017
いよいよ明日が修論発表の最終練習日です。
本日は有志のM2でお互いの発表を批評してました。
どうしても早口になってしまいますね。

いつだか,アブシジン酸が人に有害だという風評被害を受けてて悲しいです><
ということを書きましたが,よくよく検索してみると
アブシジン酸有害説に対するカウンター記事もあるもんですね。
ただ,「アブシジン酸」と検索すると,トンデモ記事が優先的にでてくることが問題で…。

一応,アブシジン酸を研究していた者としては,冷静に科学的な批評記事を書きたいものですが。
それもあれもこれも修論発表が終わってからですね

悪くはないが…

日記
02 /06 2017
本日,修論発表の第一回の練習がありました。
ボスの居室で,発表した後,講評を受けました。

ボスのアドバイスとしては,
「メリハリがない」,「面白みを伝え切れていない」,「ついていくのが大変かもしれない」etc...

そこそこの数のプレゼンをしてきましたが,未だに研究の面白みを押し出すのが難しいです。
「情報の正確さ(情報量)」と「分かりやすさ」はトレードオフの関係にあるので,
どうしても淡々と事実を発表するだけになってしまいます。
それだけじゃダメだと,そういうことですね。

ちなみに次の発表はあさって…。
アドバイスを受けスライドストーリーを再考中ですが,なかなか思い浮かばないです。
こんな日は早く帰るに限ります(げんじつとうひ)。

長い一週間が始まる

日記
02 /05 2017
修士論文発表は,来週の頭,2月13日から14日にかけて行われます。
この土日は,そのプレゼン資料に追われていました。
キンカンからサリチル酸とか抽出してた所為でな!

現在作り終えて,研究室のパソコンから更新しております。
明日からボスのチェックが一週間で3回あるという鬼畜日程
しかも,最後のチェックは金曜日の午後5時から

・・・えーと,スライドの提出も金曜日なんですけど。

今年はボスが教務委員であることもあり
「何なら午前中に(スライド)差し替えてもいいよ(笑)」
というありがたい言葉を頂きました。

この一週間が勝負です。

キンカンのフタのはずし方 サリチル酸の抽出

研究関連
02 /03 2017
1/31に修士論文を提出し,現在,来る最終発表に備えてスライドを作っております。
ストーリーの構想はできたのですが,いざ,スライド作成となるとなかなか手をつけられません。

さて,修論もそこそこに引越しの作業をしなくてはなりません。
現在,絶賛引越し準備中なのですが,物の量が多い多い。
一体これほどのものが,どこに閉まってあったのやら…。

それで,昨日は薬箱チックなところの片づけをしていたのですが,
そこには2013年が使用期限のキンカンさんがこんにちは

調味料もそうなんですけど,我が家のものはとことん賞味期限が切れています。
…何で買ったのか。

内容物をふと見てみると

(100mL中)
アンモニア水:21.30mL
l-メントール:1.97g
d-カンフル:2.41g
サリチル酸:0.57g
トウガラシチンキ:0.35mL(原生薬量として35mg)
添加物として朝鮮人参抽出液、溶剤としてアルコール含有。

などなど素敵な成分が目白押し。
特に,サリチル酸は実験でもちょろっと使った上,自身の文献発表テーマであったため愛着があります。





ということで何を思ったのか学校に持ってきて抽出してしまいました。

ここで,キンカンの処分方法についてレクチャーしたいと思います。

まず,キンカンの塗る部分のスポンジをはさみで切り取ります。
フタその1

次に,はさみを出てきた穴につっこんで…
フタその2

てこの原理で…
フタその3

ね?簡単でしょ?


はてさて,これで中身を取り出すことが可能となりました。

中身を少量10 mL容バイアル瓶に加え,1M HClを酸性になるまで加えました。
※サリチル酸は,カルボキシ基を持ち,塩基性条件下では有機層に来ないため。
 酸を用いてプロトネーションしてあげる必要アリ

アンモニア水に溶けているので,なかなか酸性になりません。

酸性になったことをpH試験紙で確認した後,
酢酸エチルを水層と同程度加え分配抽出しました。
有機層をTLCプレート(merck TLC aluminium sheet Silica gel 60 F254.にスポットし,
標品であるサリチル酸とともに展開(ヘキサン:酢酸エチル=6:4)しました。

その結果がこちら!!!




TLC分析



…ごめんなさい。濃度が薄くてUV吸収を確認することが出来なかったので,微妙な感じになってしまいました。
説明しますと,2レーンあるうちの左側が標品であるサリチル酸,
右側が今回キンカンから液-液抽出したもの(未知試料)になります。

今回使用したTLCプレートは,より極性が高いものが下側に,極性の低いものが上側にきます。
(詳しくはTLCの原理で検索DA!)
今回,キンカンにサリチル酸が含まれているのかを確認しているので,
あらかじめサリチル酸と分かっているもの(標品といいます)と一緒にTLCを展開し,
未知試料のレーンにも同じ位置にスポットが表れれば,それがサリチル酸であることが同定できます。

検出方法もいろいろありまして,UVを吸収できる化合物ならば,
今回のTLCプレートはUVを照射することで検出することが可能です。
サリチル酸は,芳香環を持っているのでUVを吸収します。
本当はUV吸収の写真を撮りたかったのですが,吸収が弱かったので断念しました。
(UV吸収した部分を鉛筆で「( )」でくくっています。)


そこで,呈色試薬(パラアニスアルデヒド,heat)を使って検出してやろうかと思ったのですが,
サリチル酸は呈色せず,上側(低極性側)に謎の青いスポットが

…何だこれ?

成分を再度確認してみますと,メントールとカンフルが入っています。
(トウガラシチンキの成分ではないよな…?)
構造を確認してみますと,どちらもサリチル酸より低極性なので,どちらかかと思います。
構造
(ちなみに構造。左からサリチル酸,カンフル,L-メントール。画質粗っ!)

ただ,TLCプレートの上側なので,分離しておらず,両成分が重なっている可能性はあります。
低極性の組成で展開してやれば,明らかになることでしょう。
この段階で飽きたのでやめました。

というわけで,サリチル酸がしっかりと抽出することができました♪



…スライド作らなきゃ

SF5

大学院生時代は化学の力で植物を研究していました。会社では油と戯れる予定です。

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